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産声をあげたときの喜びは感激的でした。長男の子育てに自信がつき、二男も出産しました。健聴者で感謝しています。長男は五歳、二男は二歳。長男は弟の世話もし、電話にも出るし、親に手話で話して私に対応してくれます。嬉しくてなりません。
今年二月、法子さんのお父さんが、それから間もなくお母さんが亡くなり、さらに祖父が他界しました。法子さんは泣いてばかりいるので、「いつか両親は亡くなるものよ。可愛い子供がいるのだから頑張りなさい」と、励ましています。
私の主人も平成五年八月に肺ガンを手術しましたが、「毎日を大切に生きて行こうね」と、元気づけています。
孫からは、「海水浴に行くからね」とか、「神戸に遊びに来て」と電話があります。孫が結婚するまで私も長生きしたいものです。
一時は、寧と死を考えたこともありましたが、「今は本当に、生きていてよかった」と感謝しています。
「お母さんをたたえる会」にご招待していただき、ありがとうございました。主人も一緒に上京し、出席させてもらいました。これからも、孫の成長を楽しみに、力強く生きて行きたいと願っています。

 

 

 

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